気分による食べムラがある息子はたまに離乳食を拒否することがあります
全身を使って、ブンブンうねり、私の顔面めがけてお粥鉄砲を連続発射したあげくに自分の口周りに大量についた食べ物を私の服に顔を埋めてぬぐいます
一度や二度なら耐えましょう
でも何度も何度も続くと
『もっくん(←息子の妊娠時の愛称)美味しいよ〜もぐもぐしようか』
↓
『もっくんに食べて欲しいなお母さん』
↓
『食べないの?』
↓
『いらんの?』
↓
『もうええわ、お母さんは知りません』
そして私は床にふて寝して頭に息子のおもちゃのタンバリンを被り、タンバリンの戦士になるのでした
息子はというと
『食べるよ!嘘だよお母さん!起きて!』
とタンバリンの戦士をユサユサ
その度にタンバリンがパンパンなりますが、タンバリンの戦士がやることは現実逃避をするために遠い目をして横たわることなので主人が帰ってくるまで動きません。
無事に主人が朝の掃除を終えて帰宅すると、クズる息子と横たわる嫁よろしくタンバリンの戦士を発見し、事の経緯を聴取して息子に離乳食を食べさせてくれるのです。
タンバリンの戦士は何をするかというと、設定では食っちゃ寝食っちゃ寝するだけなのでタンバリンは叩かないのですが母はそうも言ってられないので逃避から戻り後片付けをするのでした。
あぁあ早く普通にご飯食べて欲しいな
そしてタンバリンの戦士に別れを告げたい母なのでした。
おわり。