今から4年前でしょうか
私は少し離れた病院から自宅へ帰ろうと、駐輪場にいました。
天気も良く、程よい暖かさの春風が吹いている朗らかな日
子猫たちがお腹を空かせたのか、親猫を探して小さな声で可愛らしく鳴いていました。
本当
いい日だ
その光景を見て幸せに包まれていた私は「カチン」というヘルメット入れを閉めた音で一気に地獄へと落とされたのであります。
そう
鍵の閉じ込めです
なんなら鍵の閉じ込めプラス財布、携帯も閉じ込め!!
よりによって徒歩で帰れない距離。彼の携帯番号もわからない。
実家は関東
ここ中国地方
知り合いいない
おわった(O_O)
おわったのです。
そこで考えて実際にした対処法
①交番のお巡りさんを頼る
②鍵屋さんを見つけて後払いで開けてもらう
③インターネットで助けを求める
①交番のお巡りさんを頼る
ですが、これは聞くだけ無駄でした。どうにもしてくれない。
お金…貸し手くれると思ってたのに…
②鍵屋さんを見つける
仕方なくお巡りさんに鍵屋さんを教えて貰うも鍵開けをしてくれるお店は歩いて数キロ。。
たまたまお巡りさんとの巡り合わせが悪かったのか、電話も貸してくれず。
金物店を回るも、当然鍵開けは出来ず。
しかし偶然立ち寄ったその金物店で運命の女神様が現れます。
途方に暮れつつも図書館の方へトボトボ歩く私に駆け寄る淑女!!
彼女は私と金物店の亭主との会話を聞いていたらしく「これ」「少しは役に立つと思います」そう言って500円玉を差し出してくれたのです。
な…なんとかなるかも!!
深々と頭を下げ、図書館へ。
③インターネットで助けを求める
図書館の受付でインターネット使用の手続きをしました。
番号を呼ばれ、受付へ
お姉さんはにっこりしながら私に身分証の提示を求めてきました。
だから…お姉さん…私…
500円以外には何もないんですってば!!!
再びうなだれつつ、インターネット喫茶へ。
そこで受付のお兄さんにむっすりした表情で再び私は身分証の提示を求められたのです。
はぁあ〜
身分証ってこんなに必要なんですね。
また私はトボトボとお店を出ました。
そこには某家電製品店が!!
よっし
これだ!!
そう思いパソコン売り場に向かうも、どうしたものか全てオフライン(°_°)
つ…次こそは
携帯ショップなら…
何度となく打ちのめされ、よろよろしながら道を歩いていたところハローワークを発見。
そして何を思ったか私はハローワークに入り、優しそうな受付のお姉さんに仕事の相談に無関係な人生相談をしました。
きっと疲れていたのでしょう
するとお姉さんはパソコン画面をひっくり返して私にインターネットを使わせてくれたのです!!
女神様 再降臨!!!
しかし自分のフリーアドレスにアクセスするも、誰ともコンタクト取れず。
女神様に別れを告げ、公衆電話で鍵屋さんに電話。
状況を伝え
・2時間待てば開けてもらえること
・費用は5000円で最悪所持金が少なくても後日でいい
この点を確認して、鍵閉じ込めから4時間後に無事に開けてもらえました。
そしてギリギリ足りなかった所持金にあの時のありがたい500円を足して、家へ帰ることができました。
本当
長かった。
でも世の中いい人がいるもんだ( ´ ▽ ` )ノ
そして私は自宅につくなり、彼の携帯番号の暗記にとりかかるのでした。
今後何があるかわからないので、コインを入れられるネックレスでも首から下げようかな〜
おわり。